本店で職人が甘栗を焼く風景。
店頭では熟練の技で丹念に甘栗を焼き上げています。
甘栗の皮に火が通り、程よく砂糖が焦げはじめると
甘く香ばしい香りが漂います。
その香りに誘われるように、通りを行き交う方たちが続々と足を運んでくださいます。

甘栗は焼きたてが美味しいもの。
その日に売る甘栗はその日焼き上げたもののみ。
「宵越しの甘栗は販売しない」
これは当店が創業以来ずっと貫いてきた妥協なき 味へのこだわりです。

当店では、店主自ら中国に赴き、時間をかけて最良質の 「河北栗子」を選び抜いています。
しかしながら、選び抜いた栗ですら全て状態が 同じというわけではありません。
その時々の作柄、気候、栗の堅さ、保存状態を見極めて、 毎日焼き方や焼き時間を調節しながらじっくりと、 時間をかけて、より丹念に焼き上げています。

本店にある栗を焼くための釜は、 80年以上前より大切に使い続けているものです。
長年使い続けてきた風合いが堂々とした威厳を放ち 当店の甘栗の味を守り続けています。

甘栗を焼く際に使用する小石は、全て割れにくい川砂を選んでいます。
この川砂は熱の通りと保温に優れていて強靭であるため、 焼いたときに砕片などが混入することなく栗をふっくらと焼き上げることを可能にします。

林万昌堂のこだわり

  • 素材
  • 焼き
  • 伝統